【日本型雇用の限界】ブリヂストン、従業員8千人を中国企業へ転籍。Twitterの反応と今後の労働市場予測

ブリヂストン、従業員8千人を転籍へ 防振ゴム事業は中国企業に売却。

 タイヤ国内最大手のブリヂストンが大規模な事業再編を進めている。来年夏までに防振ゴム事業を中国企業に、自動車部品などの化成品ソリューション事業を投資ファンドに売却する。国内外で22カ所の事業所を譲渡し、従業員約8千人に転籍を求める。国内では11カ所、3千人弱が移る。国内全体の従業員の1割弱、拠点の2割強にあたる異例の規模だ。

 収益力が低い事業を切り離し、本業のタイヤ事業などに資源を集中する。世界的メーカーとして知られる大企業も、競争が激しくなるなか、経営の効率化を急いでいることを示す。

 自動車エンジン向けなどに使われる防振ゴム事業は、中国・安徽省の企業に来年7月に売る。自動車のシートパッドなどをつくる化成品ソリューション事業は投資ファンドの「エンデバー・ユナイテッド」(東京)に来年8月に売る。

 2事業の従業員は7886人でグループ全体(約14万人)の6%弱にあたる。うち国内は2773人だ。従業員は売却先の企業に転籍し働き続けてもらう方針で、ブリヂストンは「従業員と丁寧にコミュニケーションしていく」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0aa5ab31d326b0ef2b9f31c84c43e17d4573e4a4

国内タイヤ最大手ののブリヂストン社で大規模な事業売却。

それにともない従業員8000人も転籍という大きな話です。

つい先日も、日本型雇用はもう無理だという記事を書きましたけど、ここに来て急激に日本型雇用が崩壊してきている印象です。

今日はいつも通りにTwitterの反応を見ながら、この先の労働市場はどうなっていくのか?

そのあたりのことを少し考えてみたいと思います。

Twitterの反応

日本型雇用のOJTで育つのは、ジョブ型スキルではなく『会社順応力』

前述のGMO社の記事にも書きましたし、Twitterのみんさんが仰る通り、大手に入れば安泰といのは過去のおとぎ話です。

人口減によって国内経済自体がものすごい勢いで縮小していく中ではGDPの拡大なんかはできません。

GDPとは簡単にいえば、平均給与×労働人口なので人口そのものが減っていく今の日本で再拡大は絶望的です。その上、生産性も先進国最下位まで落ち込んで、岸田政権もPB黒字化と緊縮財政路線をとっている今、三重苦となっており、日本は経済を復興させるのは容易なことではありません。

処世術よりも手に職がこれからの経済を優先する。

日本型雇用の象徴であった終身雇用時代においては、何よりも優先すべきは「会社の中でうまくやっていく力」すなわち処世術でしたが、今のように会社を渡り歩くことが前提となった世の中では処世術も大切ですが、それ以上に「手に職を身につけること」が優先されます。

理由は新しい会社の中で人間関係を良好にすることは大切であっても、それ以上に何もできなければ「そもそも会社に受からない」という憂き目にあってしまいます。

一昔前はPCスキルといっても、EXCELやWord、PowerPointなどのOfficeソフトやCADなどの作図ソフトが重宝されましたが、今はそれプラスWebスキルやプログラミング、画像処理や動画編集などのスキルが必須となってくると思っています。

仕事に限らず、様々な分野をデジタル化する力が武器となる。

今の世の中の流れを読むとデジタルトランスフォーメーション(DX)やメタバースによる三次元化に進んでいくのが経済ニュースを見ている限りそう取れますが、そのあたりの人材は圧倒的に足りていないのが現状です。

なので、今は仕事で関係ない業務をしていたとしても、例えばVtuberやってますとか、オキュラスでビートセイバーやってますと趣味や遊びでどんなものか知っているだけでも優位性が取れるわけです。

デジタルでイラスト書いてココナラやNFTで売っていますとか、ボカロで音楽作って絵師さん頼んで、動画やってますとか。

本当に芸は身を助ける世界になってきくるというのが今日の視点です。

注目株はデジタルトランスフォーメーション(DX)とその先にあるVX。

①DXしなければならない意味とは何か?

デジタルトランスフォーメーションDXとは、一言でいえば『デジタル化とデジタル化社会への適応』。

言葉だけ聞くと難しそうですが、実はそうでもなくて、今までリアルでやってたことをWeb上(デジタル)でやりましょうっていう話です。

コロナ禍で自宅からテレワークしたり、Zoom使ってオンライン会議したりした人も多いと思いますけど、これもひとつのDX。デジタル化とデジタル化した社会への順応です。

なので、コロナが少し落ち着いて、わざわざ出社させている企業は残念ながらDXは失敗です。
デジタル化した社会への順応ができずにリアルに戻っているからです。

わざわざ通勤する時間とコストをかけずに業務ができるのに、色々と理由をつけて元に戻そうとするのは生産性の意味から考えても愚の骨頂だと私は思っています。

もちろん、私だってコミュニケーション為にリアルで人と会ったり、打ち合わせしたりしますけど、極論そんなのは会社でなくてもいい訳で、従業員のライフコスト(人生における時間)を無暗に削るのはブラック企業と思考は同じです。

都心の駅前にアホみたいなコスト掛けてオフィス構えて権力誇示するよりも、その分、従業員に還元できる経営者のほうが、優秀だと言えると思います。

②DXの問題点

そうはいっても全員が全員DXできるものではない。
それがDXの最大の課題だと思っています。

例えば、DXでよく話題にあがる自動運転や重機などの遠隔操作ですが、
1.免許がなくては操作方法や交通法規や安全基準がわからない。それでは万が一の時に対応ができない。

2.逆に免許があったとしても、PCをさわったことすらなければやっぱりできない。

このように技能+PCスキルが必要になります。

10年くらい前に『セカンドライフ』というゲームの中の仮想空間があり、その中で行政や多くの企業が参画したにも関わらず、途中で頓挫してしまったことがありましたが、それはやっぱり、PC操作という障壁があったのが大きいからだと思っています。

③VXの未来は技能がなくても誰でも参画可能になる

つい最近の話ですが、Facebookという会社がMetaという名前に社名変更したという話題がありました。

これはFacebookという会社がメタバース事業をメイン事業にするという意味合いでつけた社名だそうです。

メタバースとは?

ひとことでいえば、3Dのヴァーチャル空間の総称

今でも下記のオキュラスクエストというヘッドマウントディスプレイ(HMD)を購入すれば誰でも体験できるゲームです。

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現段階ではオキュラスクエストを買うだけでは、ただのゲーム機なのですが、専用のソフトをインストールしたPCと接続することで、下記のようなVR世界でのコミュニケーションをとることが可能です。

コミュニケーションが取れるということは当然、仕事もできるようになるわけですが、DXと違うのは、操作が簡単で誰もが簡単に参画可能になるということが一番大きな話かと思います。

ヴァーチャルリアリティ(TR)にトランスフォーメーションすることを、VXというわけです。

Meta社はこのメタバースの開発に1兆円を超える投資を表明しており、すでにディズニーやMicrosoft、フォートナイトのEpic Games、日本でもNTTとJRがタッグを組んでリアルの渋谷の街をメタバース内で再現している取組をTVなどで取り上げています。

特にアニメやゲームは日本のお家芸にもなりつつありますので、是非、頑張ってほしいと個人的には思っています。

メタバースの有能性

私が個人的に楽しみにしているのは、映画やゲームの中に入り込めるといったエンタメ性もさることながら、例えば、足腰が悪くなってしまった高齢者がオキュラス被ってメタバース内のスーパーで食品買えば、リアルで後から届けてくれるといったリアルとの融合です。

こうなると障害があってリアルでは自由に動けない人でも、不自由なく人とコミュニケーション取れるようになりますし、どこに住んでいても自分の好きな場所で好きな時間に仕事できるようになるということです。

取り柄がないと嘆くより、どんな人でも1万時間やったら専門家。

今後はこのような世界があるとなると、仕事だけではなく、趣味でもライフワークでもいいので、一芸に秀でることが大事になってくるわけです。

もしも今、仕事でやりたいことがないのであれば、そのスキルを磨く時間だと思って、好きなことを極めて見てもいいのではないかなと思います。

仕事の為にとライフコストを擦り減らしてたり、ブラック企業で消耗していると時間がもったいないですよ。

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